
格安スマホが突然故障――。
連絡も取れず、仕事も止まり、「代替機ってどうすれば?」と焦った経験はありませんか?
実は、格安SIMユーザーはキャリアと違って代替機をすぐ借りられないケースが多く、対応を誤ると数日スマホ難民になることも…。
でも安心してください。
この記事では、代替機の入手方法・最速の復旧ルート・今すぐ使える応急対処法をわかりやすく解説します。
「修理・レンタル・中古・保証」など、どれが自分に最適かもすぐ判断できるようになります。
読み終える頃には、もう故障で慌てることはありません。
今すぐチェックして、スマホトラブルに強くなりましょう。
まず確認 — 「今、自分が使っているのはどのタイプか?」
格安スマホが突然動かなくなったとき、まずやるべきは「慌てて修理店に持ち込む」ことではありません。
端末をキャリア/販売店で買ったか、通販などでSIMフリーを買ったかで、保証・修理が変わる
最初に確認すべきは、端末をどこで購入したかです。
なぜこれが重要かというと、保証の適用範囲や修理窓口が変わるからです。
ケース①:キャリア・販売店で購入した場合

三大キャリアや一部サブブランドで購入した端末は、キャリア独自の保証が付いている場合があります。
「端末補償サービス」や「安心サポート」などに加入していれば、
- 同等機種への交換
- 修理費用の一部補填
などが受けられる可能性があります。
ケース②:自分でSIMフリー端末を購入した場合

Amazonや家電量販店、メーカー公式サイトで購入したSIMフリー端末の場合、
修理や交換は「メーカー保証」による対応になります。
代替機の貸出は基本的に行われません。
そのため、修理中にスマホが使えない期間をどう乗り切るかを自分で考える必要があります。
格安SIMで代替機がない場合
次に確認すべきなのは、代替機の有無です。
これを間違えると、余計な出費につながることもあります。
格安SIMの中には、代替機の貸与を行っていないケースがあります。
代替機がない場合は、自力で次のいずれかを選ぶ必要があります。
- 修理に出して返却を待つ
- スマホレンタルで代替機を借りる
- 中古端末を購入する
- 古いスマホにSIMを挿し替えて使う
まずは契約先を確認しましょう。
ワンポイントアドバイス
保証書や購入明細を確認し、保証期間が1年以内ならメーカー修理を依頼するのが基本。
もし保証切れなら、民間のスマホ修理店を利用したり、短期レンタル端末を借りたりするのが現実的です。
格安スマホ(MVNO)で端末が故障した時に取るべき初動5ステップ
格安スマホの多くは代替機を用意していないため、自分で迅速に動くことが大切です。
ここでは、故障時にやるべき行動を5ステップで紹介します。
1. 回線・端末契約情報(購入元・保証加入状況)を確認する
まずは「どこで端末を買ったか」「どこの回線を使っているか」「保証に入っているか」を確認します。
これが明確になれば、次に何をすべきかが決まります。
- 契約先:マイページ・契約書で確認
- 端末購入先:購入時のレシート・メール履歴
- 保証加入:契約時のオプション内容をチェック
これを把握せずに修理を申し込むと、連絡先を間違えたり、保証を使い損ねたりすることがあります。
なんでこのような基本的なことを書くかといいますと、
鯉次郎自身がポンコツなので、
やらかさないために、石橋を叩いて渡る心構えなのです。
2. 重要データをすぐに確保する(バックアップ手順:iCloud/Google/PC)
スマホがまだかろうじて動くならば、まずデータのバックアップを最優先しましょう。
突然電源が入らなくなるケースも多いため、早めの行動が肝心です。
- Android:Googleアカウント → [設定] > [システム] > [バックアップ]
- iPhone:iCloudでバックアップ
- 写真・LINE・認証アプリなども個別に保存を確認
特にLINEや二段階認証アプリ(Google Authenticatorなど)は移行ミスが多いので注意が必要です。
3. 端末保証(オプション)に加入している場合の連絡先と手順まとめ
保証サービスに入っている場合は、契約先にすぐ連絡しましょう。
多くの格安SIMでは、保証オプションに加入していれば「修理代の一部負担」や「同等機種への交換」が可能です。
例:
- mineo:端末安心保証サービス(交換or修理補償)
- IIJmio:端末補償オプション(中古品;月額550円〜)
- LIBMO:端末保証サービス(新品交換・故障対応)
手続きの流れは基本的にオンライン申請 → 指定住所へ送付 → 修理または交換品の返送、という形になります。
4. 保証未加入なら「修理・交換・代替機レンタル」の選択肢を比較する
保証に入っていない場合は、次の3つのルートを検討します。
- 修理店に依頼:即日対応も可能。画面割れ・バッテリー交換など軽微な故障におすすめ。
- スマホレンタル:短期間だけ代替機を借りられるサービス。1日〜1週間単位で利用でき、即日発送対応の業者もあります。
- 中古スマホ購入:今後も使う前提なら、安価な中古端末を購入してSIMを挿し替える方法も現実的。
それぞれ費用とスピードを比較し、自分の状況(仕事・連絡手段の必要度)に合った選択をしましょう。
5. 緊急連絡手段(代替で使える古い端末・SIMロック解除の挿し替え)を確認する

手元に以前使っていたスマホがある場合、それを一時的な代替機として再利用できる可能性があります。
ただし、SIMロックがかかっている場合は通信できないこともあるため、
「SIMロック解除」や「APN設定の再入力」を行う必要があります。
また、古い端末を使うときは以下をチェック:
- SIMカードサイズが合うか(nano/micro/標準)
- 端末が現回線の周波数帯に対応しているか
- バッテリーが膨張・劣化していないか
短期間でも代替手段を確保しておけば、修理や交換の間に「連絡が取れない」という最悪の状況を避けられます。
代替機の入手方法(メリット・デメリット比較)
格安スマホが故障したとき、まず困るのが「代替機がない」という問題です。
大手キャリアのように自動で貸し出してくれるわけではないため、自分で最適な方法を選ぶ必要があります。
ここでは、代表的な5つの入手ルートを徹底比較し、あなたの状況に合った解決策を見つけましょう。
A. キャリア系の「交換用端末お届け/代替機貸出」 — いつ誰が使えるか?
ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアや、そのサブブランド(UQ mobile・ワイモバイルなど)では、故障時に「交換用端末お届けサービス」や「代替機貸出サービス」が用意されています。
たとえば、UQ mobileでは「端末補償サービス」に加入している場合、故障や破損が発生しても最短翌日に同等機種を宅配で受け取れます。
利用条件としては、補償オプションに加入していること、登録端末のIMEI(識別番号)が一致していることが挙げられます。
- メリット: 手続きが簡単で、すぐに新しい端末が届く。
- デメリット: オプション未加入だと対象外。月額料金がかかる。
キャリア系のユーザーは、まず契約プランのマイページで「補償サービスの加入状況」を確認するのがおすすめです。
B. 格安SIM事業者の保証オプション(加入していれば交換や割安で端末提供)
多くのMVNO(格安SIM事業者)では、標準では代替機貸出を行っていませんが、有料の保証オプションを提供しています。
たとえば、LIBMOの「端末補償サービス」は、自然故障や破損時に同等機種を割安で交換できます。
mineoの「端末安心保証」やIIJmioの「端末補償オプション」も同様に、交換対応または修理費補助が受けられる仕組みです。
- メリット: MVNOでも交換対応が受けられる。
- デメリット: 保証未加入の場合は対象外。代替機の即日対応は少ない。
格安SIMユーザーは、保証オプションに加入していないと代替機が借りられないケースがほとんど。今後のトラブルに備えて、加入を検討しておく価値があります。
C. スマホレンタルサービスを短期で借りる(即日・1日~) — 利用の流れと注意点
「今すぐ使える代替機がほしい」場合、スマホレンタルサービスが現実的な選択肢です。
たとえば「エクスモバイル」などでは、1日〜1週間単位で端末を借りられ、即日発送にも対応しています。
申し込みはオンラインで完結し、端末が自宅に届いたらSIMカードを挿し替えるだけ。返却は郵送でOKです。
- メリット: 即日利用できる。短期間だけの代替に最適。
- デメリット: 数日でもレンタル料がかかる。長期利用には不向き。
修理が完了するまでの「つなぎ端末」として、非常に便利な方法です。
鯉次郎の肌感覚ですが、レンタル料金が10,000円を超えるようであれば、
中古スマホを購入した方が安上がりではないかと思います。
D. 修理店の「即日修理」や代替機貸出がある店舗を使う方法
町のスマホ修理店の中には、「即日修理対応」や「代替機貸出」を行っている店舗もあります。
たとえば「スマホレスキューゴーリペア」などでは、画面割れやバッテリー交換を最短30分で完了できることも。
修理内容によっては、代替機を貸してもらえる場合もあるため、事前に電話で確認するとスムーズです。
- メリット: 即日で端末が戻る可能性がある。
- デメリット: 店舗によって技術力・価格が大きく異なる。
正規修理より早く安く済む場合もあるので、保証が切れている端末には特に有効な選択肢です。
【参考記事】スマホ修理で代替機が無い?借りられない時の対処法や他の手段について
E. 中古端末の購入(即納・低価格) — リスク(初期不良・対応バンド)と回避策
修理中の「代替機がわり」として、中古スマホを購入するのも有効です。イオシス・ゲオモバイル・じゃんぱらなどでは、SIMフリー中古端末を即日発送してくれます。
ただし、購入前には次の点をチェックしましょう。
- SIMロック解除済みか
- 自分の回線(ドコモ/au/ソフトバンク系)で動作保証があるか
- バッテリー劣化や水没跡がないか
- メリット: すぐ手元に届き、今後の予備端末にもなる。
- デメリット: 動作保証がなく、初期不良のリスクあり。
中古ショップによっては「1ヶ月保証」付きの商品もあるため、信頼できる販売店を選ぶのがコツです。
格安SIM利用者が代替機を使う際の「技術的チェックリスト」

格安スマホの代替機を使うとき、意外と多いのが「SIMが入らない」「通信ができない」「認証コードが届かない」といったトラブルです。
ここでは、実際に代替機を運用する前に確認すべき技術的ポイントをまとめます。
1) SIMのサイズ・物理的差(nano / micro / 標準)とSIMピンの準備
SIMカードには3種類のサイズ(標準・micro・nano)があり、代替機によって形状が異なります。無理に押し込むとSIMが破損するおそれがあるため、合わない場合は「SIMアダプター」や「サイズ変更申請」を利用しましょう。
また、SIMスロットを開けるための「SIMピン」が必要です。忘れがちですが、代替機を受け取ったら最初に準備しておきましょう。
【参考サイト】自分で用意した携帯電話機を利用するためSIMカードを交換したい(ドコモ)
【参考サイト】SIMカードのサイズを変更したい。(mineo)
2) SIMロック・対応バンド(APN設定・動作保証がない端末の注意点)
代替機にSIMを挿しても通信できない場合、SIMロックや対応バンドが原因のことがあります。
SIMフリー端末でも、周波数帯が自分の通信会社に対応していなければデータ通信が不安定になります。
また、APN設定(接続情報)の再入力も必須です。
設定 → モバイルネットワーク → アクセスポイント名(APN)から、契約中のMVNOが指定する設定値を入力しましょう。
3) LINEや2段階認証などの再認証対処法(乗り換え・代替機での引継ぎ手順)

代替機にLINEやGoogleアカウントを移行する際、認証が通らないケースがよくあります。
LINEは、旧端末で「アカウント引き継ぎ設定」をオンにしてからログインする必要があります。
また、二段階認証アプリ(Google Authenticatorなど)を使っている場合は、事前にバックアップコードを取得しておくと安心です。
これを怠ると、ログイン不能になるトラブルも多発しています。
【参考サイト】バックアップ コードを使用してログインする(Google)
【参考記事】Google製二要素認証アプリのバックアップコードが生成不能になった
4) メール・キャリア決済の再設定注意点(認証コードが届かない等の対処)
代替機に変更した後、メールアプリやキャリア決済(Google Play・Apple ID)などの認証コードが届かないことがあります。
これは、SMS受信設定やデフォルトアプリが原因の場合が多いです。
SMSが届かない場合は、モバイルデータ通信がオンになっているか確認し、アプリの権限設定を見直しましょう。
また、キャリアメールを利用している場合は、代替機でプロファイル(設定ファイル)を再インストールする必要があります。
ケース別シミュレーション—;修理+代替機(レンタル)vs 中古買い替え vs 保証利用
格安スマホが突然故障すると、修理に出すべきか、中古を買うか、それとも保証で交換するか迷う人が多いでしょう。
ここでは、代表的な3つのケースで費用感やスピードを比較し、最も合理的な選択を見つけるためのシミュレーションを行います。
ケースA:保証未加入のAndroid ~修理見積と短期レンタル~
保証に入っていないAndroid端末が故障した場合、メーカー修理費用はおおよそ1万5,000円~3万円が目安です。
修理期間は1週間前後かかることが多いため、その間の代替機が必要になります。
レンタルスマホサービスでは、1日あたり数百円~1,000円台でAndroid端末を借りられるプランがあります(例:「誰でもスマホ」では1週間で約3,000円前後)。
そのため、「修理+レンタル」で合計2万円~3.5万円程度が実質コストの目安になります。
短期利用ならコスパは悪くないものの、古い機種だと修理費が割高になりやすく、新品に買い替えたほうが得なケースもあります。
ケースB:保証加入のiPhone ~交換サービス利用~
AppleCare+やキャリアの端末保証に加入している場合は、交換サービスを利用するのが最もスムーズです。
AppleCare+なら、画面割れで3,700円、その他の損傷でも12,900円程度の自己負担で新品同等品と交換可能です。
また、UQモバイルやワイモバイルなどの「端末補償サービス」では、故障・水没時に当日発送で交換端末が届く仕組みもあります。
月額料金は1,000円弱かかりますが、修理やレンタルを個別手配するよりもスピーディーかつ安心です。
【参考サイト】アップルケアの加入を確認する方法と、していない場合の修理方法
【参考サイト】故障紛失サポート(Android/au Certified)(UQ)
ケースC:忙しいビジネスユーザー向けの“即日確保”最安ルート
「仕事でスマホがないと困る」というビジネスユーザーには、即日対応が可能なルートが最適です。
まず検討すべきは「即日修理対応店」(スマホ修理王・ゴーリペアなど)。軽度の故障なら1~2時間で完了し、代替機を借りずに済みます。
それが難しい場合は、「レンタルスマホ即日発送サービス」(例:モバイルレンタル.jpなど)を活用すれば、最短翌日には代替機を受け取れます。
費用は1日あたり1,000円前後で、ビジネス継続コストとしては非常に安価です。
【参考記事】【早見表付き】おすすめの携帯電話レンタルサービス9選!メリットやデメリット、注意点について解説
詐欺・トラブル回避のためのチェック(中古購入・レンタル・修理店選び)

格安スマホユーザーは、なるべく安く済ませようとして中古端末や非正規修理店を利用する傾向があります。
しかし、その選択が思わぬトラブルにつながるケースも。
ここでは、信頼できる取引先を見抜くためのポイントをまとめます。
信頼できるレンタル業者・ショップの見分け方
レンタル業者を選ぶ際は、以下3点を必ず確認しましょう。
- 返却ポリシー(破損時の補償・延滞金の明確さ)
- 返却端末のデータ消去対応(前利用者の情報が残っていないか)
- 会社所在地・問い合わせ先が公式に明記されているか
特にSNS広告経由で集客する無店舗業者には注意が必要です。
保証が曖昧な業者を避け、公式サイトに特商法(特定商取引法)表記があるか確認しましょう。
中古購入で見落としがちな「保証履歴・ネットワーク制限(赤ロム)」の見方
中古スマホを購入する際は、ネットワーク利用制限(通称:赤ロム)を必ずチェック。
赤ロムとは、前の所有者が分割代金を滞納して通信が停止された端末のことです。
IMEI番号で確認でき、「〇(利用可)」表示のものを選ぶことが安全です。
また、バッテリー劣化や修理歴が非公開の店舗も多く、購入後すぐに不具合が起きるリスクも。
購入先は中古専門店(イオシス、ゲオモバイルなど)のように動作保証が明記されている店舗を選ぶと安心です。
修理店選びでの注意点(非正規修理でのリスクとメーカー保証の喪失)

街の修理店では「即日・格安」を謳う店舗が多いですが、非正規修理を行うとメーカー保証が無効になる場合があります。
特にiPhoneの場合、非正規の部品使用により、今後の正規修理が受けられなくなるリスクも。
正規サポートを維持したい場合は、メーカー認定の修理店(Apple正規サービスプロバイダやキャリア直営)を優先しましょう。
一方で、既に保証が切れている古い端末なら、非正規修理のほうが費用を抑えられるケースもあります。
結論として、「安さ」だけで選ぶのではなく、「信頼性」「保証」「スピード」の3要素でバランスを取ることが、格安スマホユーザーにとって最も賢い選択です。
やることチェックリスト&将来へのおすすめ
緊急度別「今すぐやること」チェックリスト

- 【今すぐ必要】→ スマホレンタルサービス or 即日修理店を検索
- 【1〜3日以内でOK】→ 中古端末を購入 or 保証オプションで交換申請
- 【データが心配】→ iCloud / Google でバックアップを即実施
- 【通話が必要】→ 古い端末にSIMを挿し替えて応急対応
上記の流れを踏むことで、非常事態は抑えられます。
将来に備えるためのおすすめ

- 保証オプションには加入しておく:月数百円で代替機対応・交換費用をカバー
- 定期的なバックアップを習慣化:クラウド・PC両方に保存しておくと安心
- 古いスマホは処分せず保管:いざという時の「代替機」として再利用可能
格安スマホユーザーこそ、「壊れたときの備え」が重要です。
いざという時の行動ルートを事前に決めておけば、突然の故障にも慌てず対応できます。
まとめ
格安スマホが故障したときは、まず「契約先」と「端末の購入元・保証有無」を確認することが重要です。
代替機の有無や対応方法は、ここで大きく分かれます。慌てず次のポイントを押さえて行動しましょう。
- 格安SIM(MVNO)は代替機の貸出がない場合がある。まず保証オプション加入の有無をチェック。
- 保証未加入なら、スマホレンタル・中古端末購入・修理店の即日対応などを検討。
- 代替機を使う際は、SIMサイズ・APN設定・LINEや認証アプリの移行に注意。
- 費用を比較して、修理・レンタル・買い替えのどれが最も合理的か判断する。
- 中古端末やレンタル利用時は詐欺リスクに注意し、信頼できる業者を選ぶ。
- 今後の備えとして、端末保証・データバックアップ・古いスマホの保管を習慣化するのがおすすめ。