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【日商簿記】原価計算初級は取る意味ある?ポンコツなりの合格体験記

2023年2月22日(ニャンニャンで猫の日)、鯉次郎は原価計算初級検定に合格しました。

今回は、「原価計算初級とは何ぞや」について掘り下げて行きます。

原価計算初級とは?

日本商工会議所の意気込み(要約)

  • 近年、労働力人口の減少により人手不足が深刻化している
  • その中で、企業は生産性向上に向けてITの活用や人材育成に注力している
  • 原価計算は生産性を上げるために必要不可欠である
  • そこで、新たに原価計算初級試験を創設することが決定された
  • 試験は原価計算の基本的な知識を身につけ、企業人として原価意識を醸成することを目的としている

要するに、「サラリーマンとして生産性上げるために原価計算やろうぜ」
というコンセプトのもと創設された、日商簿記の弟分の様な資格なんですね。

原価計算初級の試験概要

  • 程度・能力
    原価計算の基本用語や原価と利益の関係を分析・理解し、業務に利活用することができる。
  • 受験資格
    制限なし
  • 合格基準
    100点満点で70点以上を合格とする。
  • 試験時間
    40分
  • 試験方式
    インターネットを介して試験の実施から採点、合否判定までを行う「ネット試験」で施行する。
  • 試験会場
    商工会議所ネット試験施行機関
  • 試験日
    試験施行機関が日時を決定
  • 受験料
    2,200円(10%税込)
日本商工会議所公式HPより

勉強時間と勉強法は?

勉強時間は15〜30時間

総勉強時間は、15時間くらいでした。でも、簿記2級の勉強が原価計算初級のチカラになっている可能性があります。

ポンコツの鯉次郎が簿記の知識ゼロからやるとすると、恐らく30時間くらいの勉強時間になると思います。あくまで見積りですが。

テキスト・問題集はこの1冊

付録として、ネット試験対策ソフトがダウンロードできます

電子書籍(Kindle)

YouTube(CVP分析)

簿記2級用の動画ですが、原価計算初級の学習範囲「CVP分析」に関してはこれがオススメです。鯉次郎は原則・理屈から理解できました。

原価計算初級と、日商簿記との関連性

簿記学習範囲を階層化すると、大体こんな感じですかね?

簿記3級をやってなくても、受かる

原価計算初級には、簿記特有の仕訳問題が1問しか出てきません。ほぼ被っていないと認識して良いでしょう。

したがって、仕訳が分からなくても、95点くらいは取れてしまいます。

もちろん、簿記3級は簿記2級の基礎になるので、勉強人生を総合的に見ればやっておいて損はないはずです。

簿記2級工業簿記を勉強しておくと、さらにラクに取り組める

原価計算初級は、簿記2級のうち工業簿記の基礎の部分になります。

そのため、「簿記2級を勉強していて、工業簿記は問題集1周だけやりました」くらいの人が力を試すのに丁度良い資格でしょう。

鯉次郎も、簿記2級工業簿記を勉強中の時に、この原価計算初級を受けてみて「あ、丁度いい塩梅の難易度だな」と思いました。

なぜ、受けようと思ったのか?

鯉次郎が、原価計算初級を受けようと思った理由。

簿記3級に受かった後、簿記2級に取り組みましたが、難しくて量が多くて、心が折れそうになりました。

原価計算初級に受かれば、気休めになるかな?

そう考えたのです。ポンコツですから。

いざ、受けてみました

会場探しに四苦八苦!どこでやってるね〜ん

原価計算初級は、簿記2級・3級に比べてマイナーな知名度の資格です。

そのため、会場を探すのに四苦八苦しました。

「日商リカレントスクール」という、日本商工会議所が作ったパソコン教室で申し込もうとしたのですが、日程を選択するタブが動きませんでした。

試験日を選択したいのに、「選択して下さい」しか選択できない〜。これ、運営元に言った方が良いんでしょうか。

コミュ障の鯉次郎は「パソコン教室」よりも「テストセンター」の方が日程を合わせやすかったです。
電話や会話が苦手なのですが、テストセンターはメールだけで申し込みが完結しました。

持ち物;身分証明書、電卓、以上!計算用紙もペンも使えません!

試験会場入り口で、職員に顔写真付き身分証明書(鯉次郎は運転免許証)を見せて、あらかじめクレジットで支払っていた受験料の領収書をもらいました。

ロッカーに荷物を預け、いざ試験部屋へ。

試験はまさに、このイラストみたいな環境で行われました。

計算用紙もペンも無し。簿記3級ネット試験では、A4計算用紙が2枚配布され、シャーペンも備え付けられていましたが、今回は電卓以外ほぼ手ブラで受けなければならないのか…

マジかと思いました。

普段、紙とペンで簿記勉強をしている人は、パソコンだけで完結する練習をした方がいいです。

試験画面中に、計算スペースは作ってくれてます。

画面の右下に、フリースペースがあります。ソコが計算用紙の代わりです。

結果は、即判明!

ポンコツでも、直前対策をしっかりやったおかげで満点取れました。

採点表示をプリントアウトしたもの

簡単な試験と言われていますが、受かると嬉しいものです。
いい「気休め」になりましたよ。

合格証を、コンビニのネットワークプリントで印刷してみました

合格証

受かってすぐに、近くのファミマで印刷しました。
ローソンとポプラのプリンターでも印刷できる様です。

まとめ

  • 原価計算初級は、簿記2級工業簿記の基礎に当たる
  • 勉強時間は15〜30時間。簿記の知識はなくても受かるが、あるとなお良い。
  • テキスト・問題集は薄い1冊。軽めのボリューム。
  • 「簿記3級受かってから2級受けるまでの気休め」として、心がポンコツな人にオススメ。
  • 試験本番は、ペンも計算用紙も無い。電卓以外ほぼ手ブラ。パソコンのみで完結するので、紙とペンで解く習慣のある人は、要対策!(スッキリわかる 原価計算初級 付録の模擬試験プログラムがおすすめ)
  • 結果はすぐ分かります。受かるとそれなりに嬉しいものです。

以上です!この記事が、少しでも皆様のお勉強ライフの参考になると嬉しいです。

不器用でも、共に生き残りましょう!

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  • この記事を書いた人

天王寺 鯉次郎

◆昭和57年大阪の泉州エリア出身、関東在住。 ◆不器用でも、もっとラクに生きよう。どうすればこの厳しい世の中を生き抜けるのか?日々悩み、失敗し、恥をかき、もがいております。 ◆ポンコツなおっさんの、人生サバイバル追求ブログです。体験(失敗)談や、読んだ本の紹介などしております。 ◆勉強して、お金に強くなり、老後の不安を解消したいです。 ◆コツコツが実り、日商簿記2級と2級FP技能士検定に合格しました。 資格勉強のことも書いていきます。 ◆詐欺を見極める力を養いたいです。 ※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています

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