「そのMNP案件、本当に“得”だと思っていますか？」
SNSやネットで見かける
「乗り換えるだけで○万円還元」「スマホ代が実質タダ」
――正直、かなり魅力的ですよね。
ですがその裏で、
✅ 気づかないうちに毎月ムダな料金を払い続けていた
✅ 短期解約で次の契約ができなくなった
✅ 還元されるはずのお金が一切振り込まれなかった
こんな“取り返しのつかない失敗”が実際に起きています。
実はMNP案件は、
「仕組みを知っている人だけが得をし、知らない人ほど損をする」
非常に情報格差の大きな世界です。
この記事では、ネットでは語られない
- MNP案件の本当のデメリット
- 損をする人・得をする人の決定的な違い
- 契約前に必ず確認すべきチェックポイント
を、具体例と数字で徹底解説します。
読み終わる頃には、
「この内容を知らずに契約しなくて本当に良かった」
そう思えるはずです。
MNP案件とは？
MNP案件とは、携帯電話番号をそのまま他社へ乗り換える（MNP）ことで、高額なキャッシュバックやポイント還元を受け取れる契約を指します。
SNSや副業系ブログでは「簡単に数万円稼げる」「ノーリスクでお得」と紹介されることもありますが、実際には仕組みを理解せずに契約すると損をする人が多いのが現実です。
特に、
- 想定よりお金が残らなかった
- 次の契約ができなくなった
- トラブルに巻き込まれた
といった声は少なくありません。
ここからは、MNP案件を検討している人が事前に必ず知っておくべきデメリットを、実例ベースで解説します。
MNP案件でよく言われる“デメリット”一覧
金銭面の落とし穴（初期費用・維持費・還元条件）
ありがちな失敗は、「思ったより利益が出なかった」ケースです。
MNP案件では、以下の費用が発生することがあります。
- 契約事務手数料
- 端末代金（実質無料に見えて分割請求される場合あり）
- 高額プランの数か月維持
- オプション加入の条件
還元額だけを見ると得に見えても、すべて差し引くと利益がほとんど残らない、場合によっては赤字になることもあります。
「◯万円還元」という言葉だけで判断するのは危険です。
短期解約による“ブラックリスト化”や契約制限リスク
短期間でMNPを繰り返す、いわゆる回転行為には注意が必要です。
公式に「ブラックリスト」と明記されているわけではありませんが、
- 契約審査に通らなくなる
- 同一キャリアで新規契約ができなくなる
といった実質的な契約制限が起こる可能性があります。
「案件だから大丈夫」と思って繰り返した結果、
本当に必要な回線が契約できなくなるのは大きなデメリットです。
【関連記事】短期解約しすぎのリスクについて
携帯の短期解約のデメリットをまとめております。
-
-
携帯を短期解約しすぎると危険？リスクと回避法まとめ
続きを見る
個人情報・詐欺リスク（報酬未払いの事例）
特に注意したいのが、非公式業者・個人経由のMNP案件です。
以下のようなトラブル報告もあります。
- キャッシュバックが支払われない
- 条件が後から追加される
- 個人情報の管理が不明確
身分証・住所・電話番号といった情報を渡す以上、
信頼できない相手との契約はリスクが高いと言わざるを得ません。
手続きの煩雑さ・時間コスト（開通・MNP予約など）
MNP案件は「契約して終わり」ではありません。
MNP予約番号の取得、開通手続き、条件達成確認、還元申請など、
やるべき作業が多く、意外と手間がかかります。
書類不備や期限切れで還元が無効になるケースもあり、
「思ったより時間を取られた」という声も少なくありません。
端末トラブル・保証の問題（中古転売やSIMロック）
端末付きMNP案件では、端末トラブルにも注意が必要です。
- SIMロックが解除できない
- 中古転売後に赤ロム化する
- メーカー保証やキャリア保証が使えない
転売前提で考えている人ほど、
保証条件・残債・利用制限を事前に確認しないと、大きな損失につながります。
【関連記事】端末の転売はやめよう
鯉次郎は、転売はおすすめしません！
詳細はこちらの記事をご覧ください。
MNP案件は危険？気をつけたいポイントと検討のヒント（「転売はやめよう」の部分へ飛びます）
-
-
MNP案件は危険？気をつけたいポイントと検討のヒント
続きを見る
携帯業界のリスクを避けるポイント
業者・店舗の選び方
信頼できる見分け方・契約書で確認すべき文言）
安全性を重視するなら、以下は最低限確認してください。
- 運営会社名・所在地・電話番号が明記されている
- 還元条件が書面で提示されている
- 「短期解約OK」「絶対安全」などの断定表現がない
契約書に「還元時期・条件・無効条件」が書かれていない案件は要注意です。
法的に問題はないの？：合法とグレーの境界線
違法リスク・刑事罰の可能性（どの行為が問題か）
通常のMNP自体は合法ですが、
- 名義貸し
- 虚偽申告
- 転売目的を偽った契約
これらは契約違反・最悪の場合は法的問題になる可能性があります。
「案件だから大丈夫」という説明だけで判断するのは危険です。
信用情報や金融審査への波及（ローン審査等への影響）
携帯料金の未払いや強制解約は、
信用情報に影響する可能性があります。
その結果、
- クレジットカード審査
- 住宅ローン・自動車ローン
に影響が出るケースも否定できません。
一時的なMNP案件の利益と、将来の信用を天秤にかける視点は欠かせません。
現場の“ヤバい実例”——事前に知って回避しましょう
「MNP案件 デメリット」で検索する人が本当に知りたいのは、実際に何が起きているのかです。
ここでは、ユーザーの声をもとに、事例を紹介します。
いずれも再現性が高く、事前に知っていれば避けられるケースです。
典型的な詐欺手口と回避方法
LINE誘導型のMNP案件紹介詐欺
オープンチャットからLINEへ誘導。
「MNP案件を紹介する」と言われ支払ったものの、LINEはブロックされてしまった。
というケース。
回避方法
- LINEのみで完結する案件は避ける
- 運営会社の法人名・住所・固定電話が公式サイトにあるか確認
- 還元条件が書面（PDF・メール）で残るかを必ずチェック
知人経由の“MNP案件”
「MNP案件」と言われ参加。
実際は詐欺だとわかってしまったが、IDとパスワードを教えてしまい、中々解約できない
というケース。
【参考知恵袋】MNP案件と言うものを友達から誘われて契約してしまったのですが
回避方法
- 個人情報の提供は、きっぱりと断る。やって得することはない。
報酬が支払われない事例
MNP案件を契約し、キャッシュバックが振り込まれる予定だった。
しかし期日になっても、振り込まれなかった。
相手の運営会社が変更されており。
問い合わせても「待ってほしい」と先延ばしにされる
というケース。
【参考サイト】携帯電話契約時のキャッシュバック未振込について（弁護士ドットコム）
回避方法
- キャッシュバック条件と支払元を “必ず書面で特定” する
- 振込期限から1週間以内に確認し、即時請求すべき
- 問い合わせは電話ではなく “メールで証拠を残す”
- 運営会社変更・店舗閉店に備えて“責任継承”文書を確認する
- 高額キャッシュバック案件は“会社の信用度”を必ず事前確認する
- 最終的には「内容証明郵便」で請求すればよかった
契約前に必ずやるべき「6ステップの検査表」
ここからは、MNP案件を検討する人が最低限これだけは確認すべき実務チェックを紹介します。
これを実行することで、デメリットを被る可能性を一気に抑えられます。
見積もりスクショを取る（証拠の残し方）
- 月額料金
- 初期費用
- 還元額・時期
これらが一画面で分かる状態でスクリーンショットを保存してください。
口頭説明は、後からなかったことにされやすいのが現実です。
還元条件の“落とし穴”チェック
（入金時期、条件クリアの具体条件）
以下は必ず確認します。
- 還元は現金か／ポイントか
- 入金時期は○ヶ月後と明記されているか
- 条件未達時の扱いが書かれているか
「通常利用していれば大丈夫」という表現は要注意。
通常の定義を具体的に確認してください。
短期解約を避けるための運用設計（最低利用期間の置き方）
ブラックリスト・リスクを避けるには、
- 主回線ではなく副回線で運用
- 最低利用期間＋1か月は利用する
- 解約月をカレンダーにメモ
といった事前の運用設計が重要です。
場当たり的に契約すると、「気づいたら条件違反」になりがちです。
デメリットを避けつつ得する方法
「MNP案件は魅力的だけど、デメリットが怖い」——この不安はもっともです。
実は、大きなリスクを取らなくても通信費を下げたり実質的な利益を得る方法はあります。
ここでは、MNP案件の弱点（契約制限・未払い・時間コスト）を避けながら、堅実に得する現実解を紹介します。
正攻法で最も安全に得する、乗り換えの心得
最も安全なのは、公式キャンペーンのみを使った単発MNPです。
具体的には以下を守るだけで、デメリットを大幅に回避できます。
- キャリア公式サイト・正規代理店のみを利用
- 「最低利用期間」を満たしてから解約
- 還元は現金または即時ポイントに限定
公式キャンペーンは還元額が控えめな分、条件が明確でトラブルが起きにくいのが特徴です。
「回転」や「複数回線」を避け、年1回程度の乗り換えに抑えることで、契約制限リスクも最小限にできます。
MNPを使わない節約術（格安プランの比較、家族割・光セット等）
MNP案件に頼らずとも、固定費の削減＝確実な利益になります。
- 月20GB以下なら格安SIMへ変更
- 家族割・学割・光回線セット割の活用
- 不要オプション・端末残債の整理
例えば月8,000円→3,000円に下げられれば、
年間で約6万円の確定利益です。
これは、条件未達や詐欺リスクのあるMNP案件より、はるかに安全で確実と言えます。
Q&A
短期で解約したらどうなる？
公式な罰金は原則なしですが、
- 契約制限
- 審査落ち
といった不利益が生じる可能性があります。特に短期解約の繰り返しは要注意です。
個人情報が流出したら？
- キャリア・業者へ即連絡
- パスワード・暗証番号の変更
- 消費者ホットライン（188）に相談
被害拡大を防ぐには、初動がすべてです。
詐欺に遭ったら？
- 条件説明・やり取りのスクショ保存
- 業者情報（URL・LINE ID等）を保存
- 消費者ホットライン（188）・警察相談（#9110）へ相談
泣き寝入りせず、第三者機関を必ず挟むことが重要です。
【参考サイト】
まとめ
- MNP案件は「必ず得するもの」ではない
高額還元に見えても、月額料金・オプション費用・還元条件を含めると、実際は損をするケースがあります。必ず総支払額で判断しましょう。 - 短期解約・回転はリスクが高い
短期間での解約を繰り返すと、契約審査に通らなくなる、今後MNPが使えなくなる可能性があります。 - 詐欺・報酬未払いの危険性がある
非公式業者や条件が曖昧な案件では、還元が支払われない、個人情報トラブルに発展する事例もあります。 - 契約前の確認が9割を決める
還元方法・受取時期・最低利用期間・違約金の有無は必ず書面で確認し、証拠を残すことが重要です。 - 安全な代替策も検討すべき
正規キャンペーンや格安SIMへの通常MNPでも、リスクを抑えつつ十分な節約効果が得られます。
「短期的なお得」ではなく、「長期的に損をしない選択」がMNP案件で最も重要です。
次のおすすめ記事はこちら！
携帯プランが複雑なのは、解約しにくいようにするため？
諸説ありますが、さまざまな環境要因が絡んでいるのかなと。
プランはシンプルな方が、ラクに管理できますよ。
携帯プランが複雑すぎると感じるのはなぜ？その理由と解決法をわかりやすく解説！
-
-
携帯プランが複雑すぎると感じるのはなぜ？その理由と解決法をわかりやすく解説！
続きを見る
