「古いスマホ、もう使ってないけど捨てるのはもったいない…」そう感じたことはありませんか?
実はそのスマホ、Wi-Fiさえつながれば“子供用スマホ”として再利用できるんです。
通話や通信契約なしで、LINE・YouTube・学習アプリも使えるうえに、使い方次第では防犯や見守りにも役立ちます。
しかも、設定さえ工夫すれば「勝手に課金」「SNSトラブル」などの心配もぐっと減らせます。
この記事では、古いスマホを子供専用の安全デバイスに変身させる具体的なステップと、親子で安心して使うための裏ワザを徹底解説します。

いないなりに、調査は徹底して書きます。
本当にわからないことは、「わからない」と書きますね。
注目される「古いスマホ Wi-Fiのみ」というワード
通信費を抑えたい親の本音と背景

子どもの「スマホデビュー」は、多くの家庭で悩ましい問題です。
「いきなり月5,000円以上の通信費を払うのはちょっと…」という声は多い中、“Wi-Fiだけで使える古いスマホ”という選択肢が注目されています。
自宅や塾、学校の多くはすでにWi-Fi環境が整っており、通信契約をしなくてもYouTube Kids、学習アプリ、LINE通話などが問題なく使えます。
つまり、
「通信料ゼロ」
「安全管理しやすい」
という2つの利点が、Wi-Fi専用スマホの注目を後押ししているのです。
特に、総務省のデータによると(参照:総務省 通信利用動向調査)、家庭の通信費負担は年々増加傾向にあり、固定回線+モバイル通信を見直す家庭が増えています。
Wi-Fiのみ(SIM契約なし)でもできること・できないこと

「SIMを入れなくてもスマホは使えるの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
実際のところ、Wi-Fi環境があればほとんどの機能は問題なく動作します。
Wi-Fiのみでできること:
- YouTube・Netflixなど動画アプリ視聴
- 学習アプリ(スタディサプリ・トド英語など)
- メールやSNS(LINE、Instagram、Discord など)
- ビデオ通話(LINE・FaceTime・Zoom)
Wi-Fiのみでできないこと:
- 外出先での通信(Wi-Fiがない場所ではオフライン)
- SMS認証が必要なアプリの登録
- 緊急通報(110・119)
つまり、「家庭・塾・Wi-Fiスポット内での利用」に限定すれば、子供用としては十分というわけです。
【参考記事】BIGLOBE「子どものスマホはWi-Fiだけでも十分に使える!」
学校提出用アプリ・通信制限との関係
最近では、学校の宿題提出や連絡に「Google Classroom」や「Teams」を利用するケースが増えています。
これらのアプリはWi-Fiさえあれば動作するため、SIMなしスマホでも問題ありません。
ただし、注意すべきは通信制限や夜間の使用制御。
ルーターのペアレンタルコントロールを活用すれば、YouTubeの時間制限やアクセス制御が可能です。
特に「フィルタリング未設定で深夜に動画視聴」といったトラブルを防ぐため、家庭のWi-Fi設定で利用時間をコントロールすることが重要になります。
この点を意識すれば、「学習専用スマホ」としての活用がぐっと現実的になります。
子供用Wi-Fi専用スマホにするための準備と設定
個人情報・ログイン情報の初期化とアカウント再構成
古いスマホを子ども用に渡す前に、初期化とアカウント整理は必須です。
以前使っていたGoogleアカウントやApple IDを残したままにすると、個人情報や購入履歴が子どもに見えてしまう可能性があります。
【設定手順】
- 「設定」→「リセット」からすべてのデータを消去
- 子ども専用の新しいGoogleアカウント/Apple IDを作成
この作業を行うことで、安全にスマホを再利用できます。
LINEやFaceTimeなどの認証方式と電話番号の取得
LINEやFaceTimeは通常SMS認証が必要ですが、「固定電話」や「IP電話(050番号)」でも登録できる場合があります。
どうしてもSMSが必要なアプリを使いたい場合は、月額0円で持てる「SMS受信専用SIM」や「家族の番号認証代行」も検討しましょう。
子ども専用スマホでは、SNSアカウントの安全設定や、友だち追加制限(LINEの年齢確認)を忘れずに行うことが大切です。
【参考記事】LINEは「電話番号なし」で登録できる? SMS・通話ができない端末でLINEを使う方法
【フィルタリングは義務】子どもの使用抑制・監視のための工夫(スクリーンタイム・利用時間制限)

18歳未満のユーザーに対しては、フィルタリングサービスの加入が義務付けられています。
Wi-Fiのみのスマホは料金がかからない分、つい使いすぎるリスクもあります。
「夜中までYouTube」「ゲームに夢中」などの問題を防ぐには、親側でしっかり制限をかけましょう。
主な方法は以下の通りです。
- iPhoneの場合:「スクリーンタイム」で1日あたりの使用時間や夜間制限を設定
- Androidの場合:「ファミリーリンク」で利用時間・アプリ制限・位置情報確認が可能
- Wi-Fiルーター側:アイ・オー・データやバッファローのルーターなら「子ども機能」でネット停止時間を設定可能
また、アプリの使いすぎを防ぐには、「使用時間アラート」や「学習モード」を導入すると効果的です。
無料アプリ「FamiSafe」や「Life360」を使えば、スマホの操作ログを確認したり、一定時間で自動ロックをかけることもできます。
【総務省公式】フィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)をご存じですか?
おすすめモデル・条件と選び方のコツ
選ぶべき条件(OSサポート・性能・バッテリー健全性など)
古いスマホを子ども用にする際は、「どんな機種でもOK」ではありません。
最低限チェックすべき条件は次の3つです。
- OSサポートが続いていること
→ Android 10以上、iOS 15以上が目安。古すぎるとアプリが動かないことも。 - バッテリーが健全であること
→ 1〜2時間で電池切れでは実用的ではありません。交換済みや新品同等を選びましょう。 - 処理性能(メモリ・容量)
→ 学習アプリやYouTube Kidsが重い場合、動作が遅くなります。最低でもメモリ4GB、ROM64GBを推奨。
これらの条件を満たすと、日常使用や学習アプリが快適に動作します。
iPhone/Androidでの差異 — FaceTimeやGoogle Meetなどの無SIM通話手段
iPhoneとAndroidでは、SIMなしでの通話方法に違いがあります。
- iPhoneの場合:FaceTimeやiMessageがApple IDで利用可能。家族間での通話がスムーズ。
- Androidの場合:Google Meetで代替可能。Googleアカウントが必須。
iPhoneは「親がiPhoneユーザー」の場合に設定が簡単で、監視もスクリーンタイムで完結します。
一方、Androidは機種の自由度が高く、コスパ重視の家庭に向いています。
SIMなしでのLINE通話はできなくもないですが、少し手間です。
新規アカウント作成にはSMSでの電話番号認証が必要ですので、
一度はSIM契約をするのが無難です。
↓「LINEだけできればいい端末」に着目した記事もご参考にどうぞ。
「LINEだけできればいい端末」おすすめ徹底ガイド|失敗しない選び方と最安運用法
-
-
「LINEだけできればいい端末」おすすめ徹底ガイド|失敗しない選び方と最安運用法
続きを見る
【参考記事】【古いiPhone】Wifiのみで子供(自宅)との連絡手段にする方法
スマホを買って調達するなら「保証付き中古ショップ」で
古いスマホを新たに調達する場合は、中古ショップの信頼性が重要です。
安くても状態が悪い端末を買うと、すぐに使えなくなるリスクがあります。
おすすめは以下のような「保証付き中古ショップ」です。
- イオシス:未使用品は保証6か月、中古A〜Cランクは保証3か月付き
- ゲオモバイル:動作確認済み・店頭サポートあり
- にこスマ:バッテリー残量80%以上、機能不良なしの端末のみ
- Apple認定整備済製品
特にiPhoneは、バッテリー交換済み・アクティベーション解除済みのものを選びましょう。
AndroidはPixelやGalaxyなど、3年以上のOSアップデートが保証されている機種が安心です。
口コミ・体験談から学ぶ成功例と失敗例

実際に古いスマホをWi-Fi専用機にしたら、こうなった(SNS・ブログ)
SNS上では「古いiPhoneを子どもの連絡専用に再利用してよかった」という声が多く見られます。
特に小学生の子どもに「LINE通話」「FaceTime」での連絡手段を与えた家庭では、
「塾のお迎えがスムーズになった」「友達との連絡を親が確認できるので安心」という成功例が目立ちます。
一方、「Wi-Fi接続を切り忘れると使えなくなる」「OSのアップデートにはSIMが必要」など、運用上の細かな不便も報告されています。
とはいえ、SIM契約が不要で通信費がかからないという点で、「お試しスマホ」としては非常に満足度が高いのが実情です。
【参考記事】iPhoneをSIMなしで使う方法 Wi-Fi接続のみでできること、できないこと
【参考記事】キッズケータイをせがまれ調べてみた【2】古いスマホにGoogleFaimilyLinkで問題なし!
【参考英語サイト】古いiPhoneを子供のスマホにすることについて(Reddit;アメリカのSNS)
【参考知恵袋】古い携帯(Android)を子ども用にしようとしたが、エラーが出た
維持費と、将来の拡張性
メリットは「維持費がほぼゼロ」

古いスマホを再利用する最大のメリットは「維持費がほぼゼロ」な点です。
SIM契約が不要なため、月々の通信費が一切かかりません。
Wi-Fi環境がすでに整っている家庭なら、初期費用はケースや保護フィルム代の数百円程度で済みます。
長期運用の見通しと、将来の拡張性(SIM追加・プラン移行など)
最初はWi-Fi専用機として使い、
中学進学や部活の連絡が増える時期に合わせて「格安SIMプランを追加」する流れは、アリです。
最近では、月額500円〜1,000円程度でデータ通信1GBだけの格安SIMも登場しており、
段階的にステップアップできる環境が整っています。
また、古いスマホを子ども用にすることは、単なる節約術だけではなく、
「デジタルとの上手な付き合い方を学ばせる教育ステップ」としても価値があります。
とは書いたものの、子どもたちは「デジタルネイティブ世代」。
物心ついた時からスマホがある彼らに対し、
何を教えられるでしょう?
各ご家庭で四苦八苦されてますよね。

【参考記事】【徹底比較】子ども用スマホ向け格安SIM・プランのおすすめ人気ランキング
子どもの発達に応じた通信付き機器移行シナリオ

たとえば、こんなシナリオが描けます。
- 小学生低学年:Wi-Fi専用スマホで家庭内利用
- 中学入学前後:格安SIMを導入して外出時の連絡用
- 高校進学後:キャリア通信・SNS管理を本人に委ねる
このように、段階的に「デジタル自立」へ導く流れを意識すると、親も子もストレスなく運用できます。
また、高校生になってバイトなどするようになると、
携帯代を子ども自身で支払うことも視野に入ってくるでしょう。
「いつ子ども自身に支払ってもらう?」について調べた記事がございますので、
本記事とあわせてごらんください。
携帯代はいつから「自分で払う」べき?世間の実態と、理想の「スマホ自立」
-
-
携帯代はいつから「自分で払う」べき?世間の実態と、理想の「スマホ自立」
続きを見る
学習用ツールとして;タブレットとの共存
学習用タブレットとスマホとの、役割分担

今は、家庭学習用タブレット(チャレンジタッチ・スマイルゼミなど)とスマホが共存する時代です。
動画学習や教材提出はタブレット、
日常の連絡やちょっとした調べ物はスマホ、というように役割を明確化するのがポイントです。
スマホはあくまで“ツール”であり、子どもの主体的な活用をサポートする使い方が求められます。
まとめ:「古いスマホを子供用に Wi-Fiだけで安全・便利に使うポイント」
古いスマホは、設定次第で「安全・低コストな子ども用デバイス」として再活用できます。SIM契約なしでも学習・連絡・娯楽に十分対応可能です。以下の点を押さえて運用しましょう。
- Wi-Fiのみ運用でも、LINE通話・ビデオ通話・学習アプリなどは利用可能
- 初期化+新しいアカウント設定で、個人情報漏えいを防ぐ
- フィルタリングは義務
スクリーンタイムやGoogleファミリーリンクで使用時間やアプリ制限を管理 - 公衆Wi-Fiやテザリングを活用すれば外出時も一部通信が可能
- OSサポートが続いている端末を選ぶと安心・長持ち
- 中古端末を再利用することで、通信費ゼロ・維持費ほぼ無料にできる
- 成長に応じて段階的にプラン変更することで、「デジタル自立」につながる
- 学習用ツールとしても有効で、タブレットとは異なる役割を持つ
まずは安全管理を意識したルールづくりから、
やっていきましょう!
スマホやSNSについて、ほかの記事はこちら!
-
-
【楽天モバイルなど】鯉次郎のガジェットブログ
続きを見る