やりました!日商簿記2級に合格です!
満点は、問題の巡り合わせが良かったですね。
日商簿記2級(ネット試験)に合格するまでのプロセスを、語って行きます。今回の記事は「基本のインプット&アウトプット編」でございます。
大量のインプットは、YouTubeメインにコツコツと
晩飯時の1時間は簿記インプットタイム
日商簿記2級、商業と工業があって、勉強量が非常に多く、網羅するまでに多大な労力がいると思います。
鯉次郎はとにかくラクがしたかったので、YouTube動画でのインプットを選択しました。
仕事から帰ってきてから晩御飯の後の1時間程度を、簿記2級のインプットタイムと決めてコツコツと進めて行きました。
とにかくコツコツ進めて行けば、膨大な2級範囲もいつかは網羅出来ます。
【参考】鯉次郎が簿記2級取得までにかかった期間
期間;やると決めてから1年、中断期間があったので実質半年。
総勉強時間;300時間くらい。
ふくしま先生の動画の長さには、理由がある
ふくしま先生の動画は、一本30分〜1時間と、長めに感じるかも知れません。その理由は、覚える事に関する裏付けが詳細に解説されているためだと思います。会計業界の裏話なども収録されており、資格合格のその先の世界を呈示して下さっております。
また動画の中には、ほぼ必ず練習問題も含まれてますし、練習問題のシンキングタイムも入っています。慣れたら1.5倍速などで試聴するのも良いでしょう。
難解論点は、メンバーシップ動画
税効果会計や、連結会計などの難解論点については、有料のメンバーシップへの加入が必要になります(月2,990円)。iPhoneから加入すると高くなるそうなので、iPhoneの方はブラウザかパソコンで加入するのがオススメです。
【YouTube】メンバーシップはiPhoneから入ると高い!パソコンなしでも安く済ませるには?
鯉次郎は、1ヶ月間加入しました。結論、満足しております。内容は詳しく言えませんけども、しっかりと理解出来ました。
税効果会計と連結会計以外の部分を全部視聴してから、メンバーシップに加入するのが一番効率的かなと思います。
アウトプットも忘れずに
こまめにアウトプットすると、学習効果が上がりました(鯉次郎談)
忘却曲線の話は、ポンコツなのでちょっと語れませんけども。例えば工業簿記でしたら、
インプット(材料費)→インプット(労務費)→インプット(経費)→インプット(製造間接費)→アウトプット(材料費)…
よりも、
インプット(材料費)→アウトプット(材料費)→インプット(労務費)→アウトプット(労務費)→インプット(経費)…
の様に、こまめにアウトプットを入れる事で、脳に学習効果が刻まれるんじゃないかなと思います。
もし現状に行き詰まっておられましたら、一度試してみて下さい。
イン→アウト→イン→アウト
の様なイメージです。
どんな問題集を使えば良いのか
ちなみに鯉次郎、問題集はクレアールを使いましたが、「みん欲し」でも「パブロフ」でも、これを読んでいる皆さんが手に取ったものをそのまま使えば良いと思います。ざっくりとですが、いずれも大きな当たり外れはないという印象です。
大切なのは、学習者それぞれの習熟度合いによって、フィットする教材を選ぶことだと思います。これがまた難しいんですけどね。
商業簿記(60点)と工業簿記(40点)、進め方は?
正解は人それぞれと思いますが、鯉次郎は以下の順でやりました。
「工業簿記」→「商業簿記(税効果・連結以外)」→「税効果会計・連結会計」
工業簿記は、問題の難易度のブレが少なく、「キッチリやれば、カッチリ得点できる」という事で、最初に抑えたいなという気持ちがあったんですよね。
商業簿記の「税効果会計」と「連結会計」は、難解な論点です。
「最近の簿記2級は難関資格だ」と言われるゆえんですよね。
鯉次郎は後回しにしましたが、全く問題なかったですよ。
難問に出会ったら
また、特に1周目は難問を「やるな」とまでは言いませんが、深くハマる必要はないと思います。飛ばしても良いです。
基礎問題中心に解いて、理解の土台を作ることが必要ですね。
「まず過去問をやれ」という説について、メンタル弱者として一言
簿記の道を極めている人はよく、「最初に過去問をやれ」という話をされています。
確かにそれは大切だと思います。
ですが懸念点として、学習が進んでない内からガッツリと過去問にハマろうとする行為には、心が折れて挫折するリスクをはらんでるのではないかと思います。
「うわ、過去問ムズッ!俺にはムリかも…」
ってなってしまうんですよね。
僕はメンタル強くないものですから。
鯉次郎と過去問との付き合い方
そこで鯉次郎が取った「過去問との付き合い方」は、一言で言えば「テーマの限定」です。
例えば、今日の勉強は
- 第1問の仕訳だけやる
- 第4問・第5問の工業簿記だけやる
- 第2問の連結だけやる
といった様に、その日のテーマを狭く絞って、集中的にやります。
そうすれば、狭い範囲ではありますが、その日集中してやった分だけの成果は確保出来てるんじゃないか、と思います。
あくまで練習台としての過去問ですので、
取れた点数に一喜一憂しなくて良いんです。
ましてやネット試験は、また勝手が異なりますし。
鯉次郎の、ポンコツ流攻略プラン
とにかく慣れよう!スキマ時間にアプリで仕訳
あなたは、テキストを読んだだけでスラスラ問題が解ける「簿記の才能がある人」ですか?
鯉次郎は、全く違います。
3級に3回落ちていますし、能力的には凡人かそれ以下でしょう。
そんな「持たざる人」でも簿記2級に合格するために必要な要素、それは「とにかく慣れる」という事です。
簡単な仕訳でも良いので、毎日触れて慣れましょう。
単純接触効果により、問題文や勘定科目に触れたときのストレスを、段々と軽減させていくのが狙いです。
わかる!受かる!日商簿記仕訳アプリが、こちらのページからダウンロードできます(スマホ)
公共交通機関での移動中や、ランチタイム、カフェでの1人時間…
スキマスキマで10問1セットの簿記仕訳がオススメです。
1セット3分✖️1日3セット✖️半年(180日)=27時間
コツコツの威力は、あなどれませんよ。
参考記事;「Twitter発信とスマホアプリは、効果あるのか検証開始」
3級学習の時に書いた記事ですが、2級でも通用すると思います。
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【ボキ道】簿記独学!X(旧Twitter)発信とスマホアプリは、効果あるのか検証開始
続きを見る
小さな成功体験を積む
簿記2級合格までの、長い道のり。挫折しそうになることもあるでしょう。
そんなあなたに、「簿記2級の下位資格の取得」をオススメします。
- 原価計算初級
- 簿記3級、あるいは簿記初級
狙いは、「小さな成功体験を積んで、ささやかな自信をつけること」です。
資格が取れて、なおかつCBT試験の本番に慣れるという二重のメリットがあります!
参考記事;ポンコツでも原価計算初級検定に満点合格!勉強法と受けた感想
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【日商簿記】原価計算初級は取る意味ある?ポンコツなりの合格体験記
続きを見る
まとめ
①インプットは量が多いですが、ふくしま先生のYouTubeをコツコツ視聴すれば、いずれ網羅できます。難解論点はメンバーシップで。
②アウトプットはこまめにやりましょう。1周目は難問は飛ばしても良いです。
③「才能ある人」でないならば、とにかく慣れましょう。スキマ時間でアプリ仕訳がオススメ。
④原価計算初級などの簡単めな資格を取ってみて、自己肯定感を少しでも高めつつ、CBT形式に慣れましょう。
次回は「本番直前対策編」となります。「2級範囲は網羅したよ」という前提のもと、ネット模試や副読本などの使い方について語って行きます。
不器用でも、共に生き残りましょう!
続きはこちら!後編(ネット試験への本番対策)
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【満点体験記】ポンコツなオッサンが簿記2級ネット試験に合格!持たざる者の戦い方・後編(ネット試験への本番対策)
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